2016年にローンチした新ブランド、「UN3D.(アンスリード)」。
MURUA(ムルーア)でクリエイティブ・ディレクターを務めていた荻原桃子さん(@momokoogihara)が手掛けており、2016年7月のECサイトOPENに続き、初の路面店が南青山にOPENしました!
UN3Dは「UN STANDARD」 「UN SIMPLE」 「UN SIMILAR」の3つのアンチテーゼを意味し、「時代、流行、常識、固定観念にとらわれることなく誰よりも美しく、カッコよく、素敵でありたいという思いを叶えるモードファッションブランド」です。
初の路面店であるUN3D.AOYAMAは、Men’s も Women's もフルラインナップを揃え、ブランドの存在感を発信するコンセプトショップだそうです。
今回は、その「UN3D.AOYAMA」のレセプションで見てきた世界観や取り組みをご紹介します!
アイテムと調和する店舗デザイン
ブランドとしては「複雑なプリーツ」 「構築的なタック」 「美しいドレープ」が代表的イメージとのことですが、それらは店舗デザインにも活かされていました!
店内でふと視線を上げてみたり、遠くを見てみたりすると内装の造形や照明の影などを使って形どられたイメージが世界観を感じさせてくれます。
モダンなブランドですが、店内には和や自然を象徴するオブジェクトも存在感を放っており、堅苦しくなく落ち着ける雰囲気を作っていました。
また、UN3D.の店舗やアイテムを印象付ける独特な色彩は、イラストレーターの佐々木香菜子さんが手掛けているそうです!
次に、店内の奥まったところにあるエリア。
ここはデザイナーさんがUN3D.のコンセプトに合うものを探して独自に買い付けてきたオブジェが陳列されており、さりげない一角にブランドコンセプトを表現するこだわりが詰まっています。
最先端のエンターテイメントも
UN3D.AOYAMAには期間限定で展示されているアートコンテンツがあるのですが、こちらも大注目です!
こちらは、自分の顔を撮影したあと、パネルにタッチして指を動かすと、自分の顔とモデルの顔の融合度合いが目の前でリアルタイムに変化していきます。
自分の意のままに自分の顔が変化していく「違和感」と、UN3D.に自分が溶け込んでいくという没入的な「疑似体験」は、とても鮮やかに世界観を感じられる衝撃的な体験でした。
この好奇心をそそる楽しい体験は、レセプションに来往したファッションアイコン達を魅了していました。
もちろんSNSとの相性もバッチリですが、よくある「SNSにUPしてもらうためのフォトブースやプロップ」とは違い、「ブランドの世界観を体験してもらう」という本来の目的に立ち返った結果としてこの形になったとのこと、非常に本質を突いている制作コンセプトでした。
最終的には、体験者の顔と元のアートワークがUN3D.の世界に溶け込むように融合され、画像として生成されます。
自分のスマホに送ることもできるので、レセプション後はInstagramにUPしている方がたくさんいらっしゃいました。
共通したキービジュアルを活かしつつ、みんなそれぞれ違う絵になっている点、最終的にはアートワークに配置されたUN3D.のアイテムがスタイリッシュに拡散されている点には脱帽です。
これらのアートワークとデジタル・インスタレーションは、コラージュ系の作品で注目を集めるNYのアーティスト「KALEN HOLLOMON」(@kalen_hollomon)と、ファッション領域に特化したクリエイティブエージェンシー『ドレスイング』代表の「ナカヤマン。」(@nkymn)が手掛けたもの。
コンセプトの作りこみから綺麗なモーフィングを実現させる技術まで、こだわりの強さを感じる作品でした!
まとめ
今回のレセプションで、UN3D.ブランドとしての意気込みやこだわりを強く感じました。
店舗というスペース自体の使い方も、新しい取り組みを模索しているそうで、まだまだこれから楽しみですね!
■ UN3D.青山店
所在地:東京都港区南青山5-5-25 南青山郵船ビル A棟102
定休日:不定休
営業時間:12:00~20:00
公式サイト
■ KALEN HOLLOMON x NKYMN digital installation for UN3D
Art Work: Kalen Hollomon
Creative Direction and Production: NKYMN(dressing Inc.), Vantar and M.Taniguchi
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