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【アパレル業界における生存戦略の鍵】ファッション(アパレル)ECとは

戦略考案中

ここ数年で、大きく市場規模を拡大させたファッション(アパレル)EC
EC業界・物販系分野における業界の市場規模としてはファッション分野が1位を占めています。
とは言えその内訳はZOZOTOWNやロコンドなどを始めとする大手通販サイトが大多数を占めており、アパレル業界全体で見たEC化率は2018年度時点で10%強と、まだまだ発展途上分野であるのが現状です。

スマートフォンの普及とオンライン決済システムの簡素化により、今後更に勢いを増すと見られるファッション(アパレル)ECについて、詳しく知っていきましょう。

ファッション(アパレル)ECとは

受取書へのサイン

そもそも、ファッションECとはどういったものなのでしょうか。
これまで実店舗のみの経営が主流とされてきたアパレル業界ですが、インターネットの登場により”エレクトロニック・コマース=EC”が世界に誕生したことから、ファッション×ECという新たなサービスが取り入れられるようになりました。

ファッションECには大きく分けて3つの形態があると言えます。

1. これまでのように実店舗を構えながら、ECサイトも運営する「メーカー直販型」
2. 多数のブランド商品を取り扱う「モール型」
3. メーカーではなく個人がセレクトした商品を販売する「個人経営型」

多様な形態を持ち、参入障壁も低いファッションEC業界は、今後ますます発展する可能性を秘めています。
日常に溶け込み、顧客の心を掴むようなECサイトを構築できれば、必ずや欠かせない販路のひとつとなるでしょう。

ファッションEC業界の最新サービス3選

ここではファッションECについて、大手EC海外EC個人の3つの角度から解説をします。

楽天新構想ECプラットフォーム「Rakuten Fashion」

Rakutenのシンボルを掲げる4人の女性

出典:FASHIONSNAP

「Rakuten Fashion」は、主に楽天の強みであるデジタル面を中心に、ファッション関連事業者の支援をワンストップで行うプラットフォーム。

これまで楽天は「Rakuten BRAND AVENUE」として、多数ブランドが加盟するモール型ECを運営してきましたが、ユーザーに対するより付加価値の高いサービスの提供を目指し、新構想EC「Rakuten Fashion」へと生まれ変わりました。

洗練されたサイトデザインへのブラッシュアップ、各ブランドのストーリーを掲載するページを新設するなど、ユーザーの関心を惹きつけるプラットフォーム作りに注力。
今後はファッション関連事業者向けに、楽天グループのアセットを活用した商品企画から販売までを効率化する、デジタルソリューションの提供を目指しています。

イギリス発ファッションEC「ファーフェッチ」

FARFETCHのECサイトTOPページ

出典: pen

「ファーフェッチ」はラグジュアリーブランドに特化した、イギリス発のファッションECサイト。
その爆発的な成功の秘訣は、加盟ブランドに対する商品の撮影から物流・カスタマーサービスまでを含むインフラの提供にありました。

「ファーフェッチ」では在庫を持たず、加盟ブランドから顧客へ直接発送をする方法を取り、あくまでもプラットフォームとしての立ち位置に徹しています。
売れ残りによる在庫リスクを抱えていないため、よりよい仕組み作りと事業の拡大に徹底し、優れたマーケットプレイスとして今もなお右肩上がりの成長を続けているのです。

インスタグラマーがセレクトするファッションECモール「PLUS ONE AVENUE」

PLUS ONE AVENUEのスマホ版ページ

出典:JIJI.COM

インスタグラマーがプラスワンアイテムをセレクトする新感覚ファッションEC、「PLUS ONE AVENUE」

モデルよりも身近な存在であるインスタグラマーのファッションが注目される今、その影響力の大きさに着目した新しい形のECです。
テイストや体型の異なる様々なインスタグラマーを起用し、リアルなコーディネートに合ったプラスワンアイテムのセレクトから、コーディネートの提案までを行います。
幅広い年齢層の女性からの利用を想定したUI/UX構築の観点も、著名インスタグラマーのコンサルタントから取り入れたものです。

まとめ

時代の変化と共に成長を続けるファッションEC
ただ売ればいい時代はとうに過ぎ、利用するユーザーの目は年々肥えています。

アパレル業界で生き残っていくためには、ファッションECを上手く取り入れ、ブランドのファンである顧客の心を掴んで離さないことが重要な鍵となるでしょう。

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