二次流通をご存知でしょうか?
具体的な企業を挙げると、「RAGTAG」や「JUMBLE STORE」が二次流通を行っており、
今回は、「二次流通」について解説し、あわせて事例もご紹介します!
そもそも二次流通って何?
二次流通・・・一度消費者の手に渡った商品が、再度マーケットで販売されること
簡単に言うと、中古品を売ったり買ったりすることです。
古着屋さんやブックオフなどをイメージしてください。
「メルカリ」や「ラクマ」も二次流通ですが、中でも消費者同士で行う商取引にあたり、「C2C(CtoC)」と呼ばれます。
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経済省が18年4月にまとめた「リユース市場の全体像」によると、店舗やネットショップ、フリマアプリでのリユース品市場は約2兆1,000億円を超え、今後リユースに関する実際の市場規模はさらに大きくなると言われています。
そして近年、アパレル業界でも二次流通が注目を集めており、一次流通企業も含むさまざまな企業が二次流通にビジネスチャンスを見出し始めているのです!
STUDIOUS USEDの事例
セレクトショップ「STUDIOUS」を運営するTOKYO BASEも二次流通ビジネスをスタート!
その名も「STUDIOUS USED(ステュディオス ユーズド)」
ユーザーから自社の取扱ブランドの服を買い取るというサービスを行っています。
STUDIOUS USEDの特徴は、服をお金で買い取るのではなく、自社の新品購入に使える商品券で買い取る点です。
そのため仕入のためのキャッシュはかからず、企業側は初期投資が不要となります。
一方、ユーザーは着ない服を売ることで新しい服を安く買うことができるため、両者にメリットがあります。
また、STUDIOUS USEDは、EC店舗のみならず実店舗を構え接客することにより、ブランド価値を伝えることにも励んでいます。
二次流通に取り組むメリットとは?
それでは二次流通ビジネスのメリットをまとめてみましょう!
買値、売値を自社で自由に決められる
二次流通では、買値や販売価格を自由に決めることができます。
発売当時よりも商品価値が上がり、当時の定価以上の価格で販売されるケースなども多く見受けられます。
また、新品商品を販売する際に必要なフローや時間を省くことができるためコストカットにもつながり、価格に反映することも可能です。
新品商品購入のハードルが下がる
「新品は高いから買えない・・・」というお客様にも、二次流通によって価格が抑えられている商品であれば買ってもらえる可能性が高まります。
新しいお客様の開拓や収益の増加にもつながるでしょう。
また、STUDIOUS USEDのように、商品券やポイントで買い取るのは二次流通ビジネスの肝かもしれませんね!
まとめ
二次流通は販路や収益の拡大が今後ますます期待されます。
これからは新品の販売にこだわってばかりではビジネスチャンスを逃してしまうかもしれません。
最近はメルカリなどのCtoCサービスの伸びによって、ユーザー(特に若年層)の古着への抵抗が薄くなってきています。そのためこれから二次流通市場での展開は、ブランディングや収益に大きく影響してくるかもしれませんね!
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