アパレル業界では、ECだけでなく「C2C」マーケットも拡大してきているのをご存知ですか?
「C2C」は「Consumer to Consumer」の略で、消費者間で売買が行われるようなサービスのことです。
今はB2Cのほうが主流ですが、いずれC2Cとお客様を取り合うことになるかも!?
今回は、気になるC2Cについて紹介したいと思います。
C2Cのここが人気!
有名なものでいうと、ヤフオク!やAmazonマーケットプレイスなどもC2Cサービスです。
これらは昔からあったサービスですが、メルカリやフリルといったC2Cのスマホアプリが登場し、スマホで手軽に出品・売買ができるようになったのがきっかけでした。
(メルカリ)
手数料無料プロモーションでユーザーと出品アイテム数が爆発的に増え、現在では非常に影響力の大きいサービスとなっています。
売る側はリサイクルショップに売るよりも高価格で売ることができるし、
買う側はSNS感覚で出品者とやりとりしながら安く購入することができるというのがポイントです!
最近ではLINEもマーケットに参入してLINE MALLをスタートさせたことも反響を呼びましたが、LINE MALLは2016年5月31日に終了予定とのことでした。
やはり、安さは強い
消費者は、より安いものを求める傾向にあります。
例えば、若者を中心に人気のプチプラファッション。
プチプラ(プチ・プライスの略)の流行が表すように、「1着に対してそんなにお金をかけない」「1シーズンだけ着てまた新しいものを買う」というニーズは強いのです。
プチプラのセレクトショップ GRL(グレイル)
プチプラファッションでは、安くてデザインが可愛い代わりに品質はあまり高くないです。
一方、C2Cで取引されている商品は中古品だから安いのであって、元々の品質やデザインは良いものも多いという特徴があります。
アパレル企業は他社ショップやECだけでなく、今後はC2Cも競合としてとらえたほうがいいかもしれませんね。
◆最近では、こんな取組を行う企業も!
まとめ
C2Cの利用者が増えることにより、「ブランドから洋服を買わなくてもネットで一般消費者から買えばいい」と考える人も増えていくかもしれません。
今後はC2Cサービスがあることを前提に消費者行動を考えて戦略を考えてみてはいかがでしょうか?