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【知らなきゃまずい!!】イノベーター理論から見る「トレンドの流れ」と「狙うべき客層」【前編】

2016/4/6

「どんな服が市場で売れるか手に取るように分かる」

これが可能なら私たちは今すぐブランドを立ち上げて億万長者まっしぐらですが、現実はそうはいきません。

トレンド

(VOGUE JAPAN)

とはいえ、「トレンドはどのように浸透していくのか」ということは、ある程度理解することができます。

今回は、「トレンド」を理解し、ブランドに合った経営戦略を考えていくために役立つ考え方として、イノベーター理論を紹介します!

 

そもそもトレンドって?

「トレンド」は端的にはファッションの流行を指します。そもそも、トレンドがどのように作られているか知っていますか?

 

トレンド

トレンドは「国際流行色委員会」という国際的組織からスタートし、以下のような流れで約1年半の年月をかけて作られていきます。

【トレンドカラー】

 → 【大まかなトレンド】

   → 【生地(色、柄、素材)】

     → 【コレクション】

世間に広く認知されるファッションショー・コレクションは、トレンドが開花する場所です!

しかし、その全てが受け入れられるわけではなく、ふるいにかけられた一部のものだけが、本当の意味での「トレンド」として店頭へと並びます。

 

◆ビッグデータを利用したトレンド分析をご紹介! 要チェックです!

 

あなたはどのタイプ?消費者5分類

それでは「イノベーター理論」というマーケティング理論をファッションに当てはめ、トレンドが浸透していく流れをご紹介します!

この理論では、消費者を5つのタイプに分類し、それぞれの特徴を把握していきます。

消費者イメージ1

出典:www.wdjapan.com

イノベーター

上図の左の女性を指します。

流行の原点であり、新しいものなら割と何でも進んで着る冒険者です!

凡人に理解できないセンスなことも。

 

アーリーアダプター

上図の右の女性を指します。

価値観は一般人寄りですが流行に敏感で、時には変わった服も着用します。

世の中に流行を広めるおしゃれさんです!

 

消費者イメージ2

アーリーマジョリティ

上図の左の女性を指します。

新しい流行に慎重ではあるものの、全体よりは早く取り入れるタイプ。

出典:INGNI

 

 レイトマジョリティ

上図の中央の男性を指します。新しい様式に対して懐疑的なタイプ。

流行が世の中に馴染んでからでないと受け入れません。

出典:GU

 

ラガード

上図の右の男性を指します。とても保守的なタイプです。

流行や世の中の動きに関心が薄く、最後まで流行を採用せず常に同じような服を着ているかもしれません。

出典:UNFASHIONism

 

いかがでしたか?

ご自身や周りにいる方と重ね合わせるとイメージしやすい良いかもしれませんね!

 

流行は順を追って少しずつ浸透する

今まで見てきた5つのタイプは、世の中にそれぞれどのくらいいるのでしょうか?

 

イノベーター理論

 

イノベーター理論は、図のように人数比率の仮説を示してくれています。

 

新しいファッションを早く取り入れる層

イノベーター(2.5%) 

アーリーアダプター(13.5%)

流行の分かれ目となる中間層

アーリーマジョリティ(34.0%)

世間に広まったものを取り入れる層

レイトマジョリティ(34.0%)

ラガード(16.0%)

 

いろんなタイプの人がいて、流行は少しずつ浸透していくのです。

また、地域や年齢によって、この割合が変わってくる場合もあります。

 

◆ファッションアプリ「WEAR」では、実に様々なタイプの方を探すことができます!

 

まとめ

「トレンドが浸透する流れ」が何となく見えてきたのではないでしょうか。

後編では、このイノベーター理論を前提に、ブランドに適した客層について考えていきます。

◆後編はコチラ

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