皆さんの店舗には、POSレジは導入されていますか?
POSレジは小売企業にとって強力な味方になってくれる一方、うまく使えていないという声をよく聞きます。
今回の記事では、POSレジの販売データを元に、効果的な次のアクションに繋げるシンプルな方法を紹介します!
◆POSレジ超初心者はまずはこちらをチェック!
◆そもそもPOSレジのメリットって何?という方はこちらをチェックしてみてください!
まずは、商品の分類から!
商品の基本的な分類の仕方はカテゴリー別(シャツ、パンツ、ジャケット等)だと思いますが、それ以外にも以下の切り口で分類してみましょう!
- 一発生産アイテム or 追加仕入可能アイテム
- 販売期間は何か月か
このふたつの分類をするだけで、驚くほどデータの使い方が変わるのです。
以下の3つのケーススタディで考え方を身に付けていきましょう!
1.スカート(一発生産、3ヶ月間の販売)
- 一発生産アイテム
- 90枚
- 販売期間3か月
販売開始から1ヶ月が経ち、現在の売上は20枚だったとします。
この場合、3ヶ月後の売上予測は単純計算で60枚となり、30枚分足りませんね。
ここから以下のような策を考えることができます!
- 値下げして売り切る
- 販売期間を延長
- 別商品で目標達成して在庫は持ち越し
2.ワンピース(追加仕入可能、6カ月間の販売)
- 追加仕入れ可能
- 30枚
- 販売期間6ヶ月
販売開始から1ヶ月が経ち、現在の売上は10枚だったとします。
この場合、3ヶ月後の売上予測は30枚で計画枚数達成ですね。
すると、残り3ヶ月の間、このワンピースを置いておくはずだった棚に空きが生まれることに。
ここから、以下のアクションが考えられます!
- ワンピースを追加仕入
- 売上が悪い商品の置き棚を増設
- 新しいアイテムを置く
3.カットソー(追加仕入可能、定番商品)
- 追加仕入可能
- 年間定番
定番商品は、今までのデータを見て、毎月あるいは毎週何枚売れているかチェックしましょう!
例えば、1ヶ月に平均して10枚売れている場合、余裕を見て13枚ほど在庫を置いておけばいいだろうと推測することができます。
あとは、発注のタイミングで在庫が13枚になるように追加発注していきましょう。
例えば、在庫が5枚だったら8枚注文といった具合にです。
このようにルール化すれば、経験の浅いスタッフにも仕事を任せる事ができますね!
まとめ
いかがだったでしたか?
商品を2つのやり方で分類するだけで、販売・発注・在庫の計画をコントロールすることができるようになりました。
まずは簡単なところから、データの活用を始めていけるといいですね!
また、もし商品データを分類分けできるシステムをお持ちでない場合は、アパレル向けに開発されたPOSレジの導入を検討してみるのも良いですね!
◆POS導入を考えている方はこちらも要チェック!
◆POS以外にも様々な業務改善ツールがあります!