ノウハウ

「4P分析」の正しい方法とは?GUを例にわかりやすく解説!

2017/12/19

戦略を練る光景

「4P分析」を知っていますか?

「4P分析」とは「製品」「価格」「場所」「販促」4つの視点で、市場から自社の課題や強みを発見し、次の戦略を練るマーケティング方法です。

カジュアルブランドのGUを例にしつつ、初心者の方でも分かりやすく説明していきます。

4P分析とは?

ノートにメモを取る女性

  • Product:製品
  • Price:価格
  • Place:流通
  • Promotion:プロモーション

これら4つの単語の頭文字「P」を取って4P分析と呼ばれています。

Product(製品)

自社の商品にはどのようなものがあるか?競合他社の商品はどんなラインナップがあるか。

消費者がどのような商品・サービスを求めているか、まとめます。

Price(価格)

商品の価値に対して適正な価格がつけられているか、コストに対してしっかり利益がとれているかをチェックします。

競合他社の価格も合わせて確認しておきましょう

Place(流通)

場所、つまりお客様がどこで自社の商品を購入したりサービスを受けるか。そのための流通経路を明確にします。

Promotion(販促)

どのように自社商品をどの手法で発信するか。インターネットや雑誌、SNSが挙げられます。
さらにどの媒体を利用するかブランドのターゲット層にあった販促活動が出来ているか、を見ていきます。

 

4P分析を行うメリットとは?「GU」を例に紹介

4つ色の異なるクリップ
「4P分析」のメリットは、4つの視点で市場を分析することで自社の課題や強みを発見し、次の戦略を考案できることです。

具体例として「GU」の4P分析をしてみましょう。

ターゲット層は10代〜20代の若者が中心に設定されています。

製品(Product)着回しの効くベーシックなものから、トレンドを抑えたものを展開。

価格(Price)若い子たちに手に取ってもらいやすいプチプラ設定。

ニット990円、アウターは5000円〜6000円程度で購入できます。

販促(Promotion)は、現在は元セブンティーンモデルの中条あやみさんを起用しており、過去には同じく若い子に人気のきゃりーぱみゅぱみゅさんを起用。
若者の認知度を高めました。

流通(Place)は、ECサイトでも購入ができますが、実店舗では駅前や郊外など多岐にわたります。
郊外などファミリー層の多い地域にはKIDS取扱をしたり、地域に需要にも合わせています。

4P分析の方法とは?3つのステップで解説

会議中の光景

4P分析の方法をカンタンに、3つのステップで説明します。

[STEP1]4Pにもとづく現状分析を行います。

自分の店舗について、4つのPを細かく割り出していきましょう。

[STEP2]4つのPの項目に間違いがないかチェック!

例えば、20代前半をターゲットにしたブランドなのに30代向けの雑誌に商品が多く載っているなど、矛盾している点をあぶりだし修正・改善していきます。

[STEP3]さまざまな「P」の組み合わせで施策を練る

4Pの1つ1つの項目の修正が完了したら、次は「製品」×「価格」や、「場所」×「販促」のように、2つ以上を組み合わせてみて、新たな施策を考えていきます。

まとめ

4P分析の方法・例についての紹介でした。

おさらいですが、「4P分析」とは「製品」「価格」「場所」「販促」4つの視点で、市場から自社の課題や強みを発見し、次の戦略を練るマーケティング方法です。

4P分析をもとに、あなたのお店でも店舗経営を改善してみましょう!

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