ECサイトの売上UPに、心理学が活用できるのをご存知ですか?
ちょっとした工夫だけで、あなたのECサイトの売れ行きが好調になるかもしれません!
◆心理学は実店舗にも利用できます!
【場面別】活用したい心理学
ECサイトに関する以下の5つの項目、
- 全体サイト設計
- 商品コピー
- 商品アイキャッチ
- 価格設定
- メルマガ・SNS運用
これらに分けて、心理学をご紹介していきます!
(1)全体サイト設計
アイトラッキング
WEB上ではユーザーの目線はアルファベットのZやFのように動く傾向が高めです。
そこで、ECサイト上での目の動きに注目して、売りたいものを効果のある場所に設置します。
ウィンザー効果
第三者による情報の方が影響が大きいという効果。
商品の口コミやレビュー、それに加えツイッターやFacebookなどのSNSシェアが重要となってきています。
テンション・リダクション効果
大きな買い物をした後に、一気に緊張が緩んだ状態になること。
これを利用して新たな提案を持ちかけ、購買につなげていきます。
(2)商品コピー
認知的不協和
矛盾と認知を同時に抱えた状態(不快感のある状態)を解消するために、自身の態度や行動を変更することを言います。
「食べて痩せる」などの一見相反するようなキャッチコピーなどがその例です。
カクテルパーティー効果
自分に関係のある情報に自然と意識が向く現象のことです。
ECサイトでは「30代におすすめ!」などターゲット年齢を挙げているのをよく見かけますね。
権威への服従原理
【医師監修】や【専門家による検証】など、素人ではなくその事柄に対して精通しているの意見は正しいと盲目的になってしまうことを言います。
希少性の法則
「販売個数限定!」「地域限定」「先着〇〇名様」といった、なかなか手に入らないプレミア感のことを言います。
(3)商品アイキャッチ画像
出典:Amazon
ハロー効果
目立ちやすい特徴によって評価が大きく左右されてしまうことを指します。(店舗で言えば芸能人のサイン、ECでは有名モデルによる着用画像など)
(4)価格設定
アンカリング効果
提示された価格を基準点(アンカー)とし、そこからさらに値下げした価格のことを指します。値下げ価格をさらにお得に見せるために、通常価格を記載するのはどの店舗でもやっていますね。
松竹梅の法則
3つの価格帯を用意し、一番売りたいものを中間に設定することを言います。
人は安すぎたり高すぎたりするよりも中間にある価格帯を選びやすいという心理学です。
コンコルド効果
採算が合わないまま開発が長年にわたって続いた、超音速旅客機コンコルドから名前が付けられたコンコルド効果。
シリーズ販売やポイント販売に使用され、たたみかけるようにさまざまなサービスを訴求することで収益UPを図ります。(あと〇〇円で送料が無料、ポイント2倍訴求など)
(5)メルマガ・SNS運用
ザイオンスの単純接触効果
人は何かに何度も繰り返し接触することで、その対象に対する好感度や印象が上がるという効果です。
メルマガやSNSの配信で、サイトの接触頻度を高めさせます。
ECサイトの心理学まとめ
大掛かりな改修を行わなくても、現在の文章を少し変えたり、ちょっとした工夫をするだけで、今よりも売上がUPするかもしれません!
心理学を用いた戦略、小さなところから実際に試してはいかがでしょうか?