近年注目されている「ワークライフバランス」。
最近では国や行政が中心となって改革を進め、IT業界でも見直しが進んでいます。
今回はそんなワークライフバランスについて見ていきましょう!
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そもそもワークライフバランスとは?
「仕事と私生活の両方から刺激を与え合い、その結果どちらも充実できる」
というのがワークライフバランスの根本的な考えです。
なぜ今ワークライフバランスが注目されるのか?
現在の日本では少子化により労働人口が減少してきています。
労働人口確保のために、女性の社会進出を進めようとすると、必然的に男性も家事・育児をする必要が出てきます。
さらに団塊世代が一気に定年退職、そして介護となると、どんどん会社離れる人が出てくる恐れも・・・。
家事育児や介護を理由にキャリアを手放すことのないように、国や行政を挙げて改革に努めているのです。
ワークライフバランスとは程遠いイメージであるIT企業
IT業界というと、長時間労働をはじめとした過酷な勤務状況のため、「ライフ」がおろそかになるイメージがあるかもしれません。
しかし、この近年のワークライフバランスの改革を受け、少しずつ働きやすい環境を社員に提供するための取り組みが各企業で実施されています。
次の項目で、実際に働き方改革に取り組んでいるIT企業を見ていきましょう。
働き方改革に取り組んでいるIT企業例
ここで3つのIT企業のユニークな制度をご紹介します。
株式会社サイバーエージェント
「優秀な社員が長期にわたって働き続けられる環境を実現」というミッションステートメントを掲げているサイバーエージェントでは、ユニークな名前の制度が話題となっています。
- 毎年・休んでファイブ
2年勤続ごとに5日間の休暇がもらえる制度です。リフレッシュ休暇に用いられているそう。
- LE・LIFE
結婚・出産などライフイベントに合わせた女性のための柔軟な働き方を提供。女性エンジニアの活躍を促しています。
株式会社BTF
- コミュニケーションサポート
懇親会や食事会の費用を1人月6000円、年間72000円を割り当てています。
これにより社員の同士のコミュニケーションを図り、信頼関係を構築、モチベーションUPにつなげていくことを目標としています。
- ムービングサポートプラス
プロジェクトによって取引先のプロジェクトルームに勤務する必要があるBTF。
取引先が遠方且つ1年以上携わる場合に、近くに引っ越してこれるよう引っ越し費用を上限5万円で会社負担します。
ニフティ株式会社
- 育児・介護の ための在宅勤務制度
ニフティはいち早く在宅勤務制度を取り入れたIT企業として2007年からワークライフバランスの取り組みを実施。
2011年に正式に在宅勤務が導入されました。
地方在住の障がいのある社員にも業務を遂行してもらうことができ、そのためのフォロー体制も整っています。
また、外出先などオフィス外での勤務も推進していて、場所にとらわれない働き方を構築してきています。
まとめ
働き方がどんどん多様化してくる時代で、ついに日本も社会全体で働き方を考え直すべき時が来たようです。
これからの日本のワークライフバランスに目が離せませんね!