「なかなかECサイトの売上が伸びない」と日々悩んでいるEC担当者の方々・・・。
思い切ってターゲットを日本だけでなく、世界に目を向けてみるのはいかがでしょう?
今回は、そんなECの海外展開、いわゆる「越境EC」についてご紹介します!
◆越境ECビジネスを始めるための準備事項をチェック!
越境ECとは?
越境ECは、簡単に言うと「海外販売のネットショップ」です。
「海外進出」は現地に事業所を構えて商品を販売する方式ですね。
これに対して「越境EC」は、日本国内の事業所でECサイトを通じて
商品販売を行うため、比較的取り組みやすいのが特徴です!
高齢化や人口減少などによって、日本の国内市場は成熟しています。
ですから国内の消費量は減少しており、今後もこの傾向の変化は見込めません。
一方で中国や東南アジアなど成長期にある国では今後ますます消費の拡大が予想されます!
さらにこれらの国では今、日本の商品が人気を集めているのです。
◆訪日外国人インバウンドにも要注目!
経産省による越境ECのポテンシャル推計値(2015年)の調査結果によれば、アメリカや中国の越境ECの市場規模は日本に比べると4倍以上と格段に大きいのが現状です。
さらに今後5年の間にアメリカではさらに約1.6倍、中国で2.9倍の拡大が見込めるとの試算が出ています。
越境ECを行うメリット
ECサイトを通じ、販売管理や仕入・発送等を行うため、次のようなメリットがあります。
- 国内に拠点を置くため、現地法人が不要である。
- 主要な取引は日本円で行うため、海外進出に比べて始めやすい。
- ECサイトを販売地域にあわせて多言語化することで、商圏の拡大がはかれる。
- 日本以外では手に入りにくいものを販売することによって、新規お客様を獲得をはかれる。
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越境ECで注意するポイント
商品の販売相手国は海外ですから、国内と異なり次のような点に注意する必要があります。
- 物流、決済方法、発送手段、外国語翻訳などで販売する国に合わせた対応。
- 商取引を行う上で、販売先の国の法律の知識が必要。
- 国内よりも複雑な代金回収のリスクに対する対応手段の検討。
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まとめ
人口が減少し市場が縮小する日本に対し、海外には急速な人口増加、経済発展が進む国が多数存在しています。
「越境EC」は、拡大する世界市場でインターネットを用いて、コストを抑えつつビジネスを展開することを可能にしてくれるでしょう。
◆EC担当者はこちらも要チェック!