日本国内でも越境ECの関心が高まりつつありますよね。
配送や関税等、そこで重要なのが出店先の国です。アメリカや中国が人気傾向にありますが、じわじわと人気が出てきているのが台湾。
今回は台湾のEC事情を、中国やアメリカと比較しながら見ていきましょう!
◆越境ECに関する記事はこちら!
インターネット利用率No1!アメリカのEC事情
日本国内でもおなじみのAmazonやeBayなど知名度の高いECサイトが圧倒的に多いのがアメリカの特徴です。
アメリカでは以前からECが盛んであったため、人口の約80%がECを利用しています。
しかし越境ECとなると、利用率は22%とかなり限定的。
先述の通り、アメリカでは国内でショッピングが完結してしまうため、わざわざ他国で購入する必要がないというのが一つ理由として挙げられます。
また、越境EC利用先の国はさまざま。日本が突出して目立っている傾向はありません。
2016年から新制度が施行!中国のEC事情
インターネット利用率が全人口の50%と、割合だけを見ると少ないが、日本人口の5倍すなわち6億人もの利用者がいることで、注目されている中国。
越境ECも注目を浴びていますが、ECユーザーのおよそ36%程度の利用率とまだまだ浸透はしていないようです。
越境ECの利用先はアメリカが多く、その次に日本、ほぼ同じ割合で韓国のECが利用されています。
中国では2016年に越境ECで新制度が施行され、関税や法律が厳しくなったため、新規参入にハードルが上がっているのが現状です。
アジアの穴場!台湾のEC事情
台湾では越境ECの利用率が多く、なんとEC利用者全体の42%と半分に近くの人が越境ECを利用しています。
その中でも購入先で中国と日本が突出して多いのが特徴です。
とくに台湾は親日国でも有名です。そのため日本メーカーの商品が好まれる傾向が強く、現地より値段が高くても「日本」というだけで選ばれるほど。
さらに中国に比べて法的なリスクも低いため、日本企業が越境ECをはじめやすい環境にあります。
まとめ
アメリカ、中国、台湾の3国のEC事情を比較してみました!
実は台湾は日本と同じくらい物流や決済などのインフラが整っているため、安定した経営が可能です。
しかし、マーケティングに関してはまだまだ発展途上にある台湾。
日本のマーケティング手法を持ち込むことで、越境ECにおいても高い伸び率が期待できるかもしれませんね!