店頭やECサイトで現在抱えている在庫は、売れ筋の商品とそうでない商品に分類することができるかと思います。
その管理手法に用いられるのが「パレートの法則」と「ロングテールの法則」です。
この2つの法則は、「ABC分析」につながる非常に大切な概念です。
内容を詳しく見ていきましょう!
◆ABC分析とは・・・?
パレートの法則
パレートの法則は、別名「80:20の法則」とも呼ばれます。
小売店舗の売上の8割は「全商品の2割の品目によって生み出されている」といわれます。
売上高の順に商品ジャンルを並べて売上管理を決める「ABC分析」を実際に行うと、このような傾向になることが分かっています。
ロングテールの法則
ロングテールの法則は、売れない商品群の総売り上げが、トップの売上額よりも上回る現象のことを言います。
これはECサイト独特の現象です。なぜかというと、ECサイトでは実店舗のように敷地面積が関係ないために、制限なく商品登録ができます。
そのため、売れている商品以外のものも平等に注目され購買にいたるのです。
パレート・ロングテール 2つの法則がわかる事例
パレートの法則・ロングテールの法則が当てはまる事例をご紹介します!
Amazon
ECサイト大手のAmazonでは、売り上げランキング40,000位以降の商品群の売上額を合計すると、なんとトップセールスの商品の売上額を超えてしまうんです!
売れていない商品群の合計売上高が、チリも積もれば…といった感じで、トップセールスの商品に対抗できる売上高になるのです。
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iTunes store
ロングテールの部分には「在庫切れ」の商品もあり、実はデータに多少の誤差が出てしまいます。
先に紹介したAmazonでも、ページを開くと「品切れ」となっていることもよくあります。
しかし、iTunesにおけるデジタル音楽・ビデオといった無形商材は、こうした在庫切れを起こさないため、ロングテールの法則はほぼ100%成立します。
まとめ
店舗を良くするためには今回ご紹介したような知識も必要です!
これからも、様々な情報をお届けしますので、どうぞお楽しみに!
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