お客様に「この服のSサイズってありますか?」と聞かれて、在庫を確認したところ、無かった・・・。
そうしてお客様をガッカリさせてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
近年はこんなことにならないために新たな経営戦略「オムニチャネル」が注目されているんです!
これを導入すると、効率的できめ細やかな接客ができ、売上アップも期待できます!
オムニチャネルって?
オムニチャネルとは
オムニチャネルはアメリカで生まれた概念です。
「実店舗やECサイト、SNSなどあらゆるチャネルからお客様にアプローチすること」
「どのチャネルにおいてもデータを連携し、お客様にチャネルの違いを意識させない体験を与えること」などを意味します。
◆SNSに関してこちらを要チェック!
難しい言葉ですが、活用例でいうと、
- 気になる商品が近隣でどの店舗にあるか探せる
- 在庫確認ができる
- 試着予約ができる
などが挙げられます。
O2Oとの違い
これだと「O2O(online to offline、offline to online)と何が違うの?」と思われるかもしれません。
O2Oは、メールやSNSでクーポンを配布するなどして、お店へ来てもらうための施策ですよね。
少し紛らわしいですが、O2Oはオムニチャネルの中の1施策でしかないのです!
オムニチャネルは、あらゆるチャネルを連携して活用する戦略全体を指していますが、
O2Oはその中でも実店舗への誘導のための施策のことを指しています。
◆O2Oに関してはコチラの記事をチェック!
活用事例
「読んでみたけど、よくわからない!」という方も多いかと思います。
そこでユナイテッドアローズの活用事例をみて、オムニチャネルの理解を深めていきましょう!
ユナイテッドアローズは1989年に設立されたアパレル企業。
2009年にはオンラインストアをオープンさせました!
注目すべきがオンラインストアの売上。
2009年から2014年までの5年間で、なんと2倍になっているんです!
この伸びにはオムニチャネルも関係していることでしょう。
ユナイテッドアローズが実施しているサービスがこちら。
- 在庫チェック:その服の在庫をアプリ上でチェック
- 試着予約:ユーザーが気になる服を試着予約できる→予め試着したい服の情報がわかるため、来店時に迅速に対応できる
- サイズチェック:ユーザーが以前買った服とサイズがどのくらい違うか確認できる
- 品番お渡し:ユーザーにその服の品番を渡し、ウェブでそれを入力するだけで簡単に購入ページに飛ぶことができる
なかでも好評となっているのが試着予約サービス。
なんと1週間に50ー70件ほど申し込みがあるそうです!
◆あのWEARもオムニチャネル戦略に使用されている!?
まとめ
オムニチャネルはこれから重要な経営戦略の1つになっていくと考えられています。
まだ実施していない企業は、自社の集客や現在の集客ツールと比較して、導入を検討してみてはいかがでしょうか。